2022年1月26日に発表されたFOMCの声明に記載されている内容。
- FFレートを0~0.25%とすること(変化無)。
- 資産購入金額を減らし、3月の早い段階で、新規購入額をゼロにすること。
- FFレートの上昇、利上げはまもなく実施すること。
本文から抜粋。
The Committee seeks to achieve maximum employment and inflation at the rate of 2 percent over the longer run.
In support of these goals, the Committee decided to
- keep the target range for the federal funds rate at 0 to 1/4 percent
- continue to reduce the monthly pace of its net asset purchases, bringing them to an end in early March.
With inflation well above 2 percent and a strong labor market, the Committee expects it will soon be appropriate to raise the target range for the federal funds rate.
FOMC Press Conference, January 26, 2022
Powell議長と記者のQAについて最初の数名をピックアップ。
Chris Rugaber:AP
今後行われるFOMCで、毎回利上げする可能性は有るのか?という質問。
Powell議長:2015年との比較を行いつつ、『何も決まっていない』という回答。データに基づいて決定すると。
Victoria Guida:Politico
雇用に悪影響を与えることなく、金利を上げることは可能か?という質問。
Powell議長:可能と考えていると回答。
Nick Timiraos:Wall Street Journal
FRBのバランスシートについての質問。資産圧縮のペースについて、statementで『significantly』という表現をしていたが、どいう意図か?
Powell議長:適切な時期に追加の情報を開示すると回答。次回のFOMCにてさらなる開示を行うと。
FOMC statementについて思ったこと。
利上げの時期は明示があったものの、回数やペースについては言及がなく、3月のFOMCまで時間を稼いだ印象。仕切り直しという事で、月次の積み立て投資以外は、一旦様子見を継続する予定。
インフレの状況について、2月に発表になる数値はますます重要か。
インフレのペースがどう変化しているのか。今の数値が継続するとはとても思えないので、数値との乖離幅は大きいものの、慎重な姿勢でちょうど良いという仮説を持っている。